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Results and Training Changes.
競技としての社会評価が上がる「フルコンタクト空手」の未来
先日のYahoo!ニュースで、フルコンタクト空手の現状とこれからについて報じられていました。
まず冒頭では、
フルコンタクト空手(以下フルコンタクト)が着実に前進している。
大学生のインターカレッジ大会(同インカレ)がスタートし、ジュニア大会には文部科学大臣杯が設けられた。競技者に明確な目標ができてキャリアを誇れるものになりつつある。
と始まり、
これまでの各空手団体主催の大会からインターハイ・インカレといった公の大会へと活躍の場を広げることで、今後フルコンタクト空手がスポーツとして大きなキャリアになると予想されていることが書かれてます。
そして、実際に我が陽明館与那原道場でも直面し続けている「中学生以上になると部活や他のスポーツにシフトする状況」についても触れられており、以下のように示されていました。
(フルコンタクト空手の)競技人口の多くがジュニア年代。水泳などの習い事と同感覚でやる人が多くて女子も多い。
しかし中学、高校、大学と進むに連れ減少する原因の1つに、大学生が活躍する舞台がなかったことが考えられます。
今回の記事では、この問題の解決として
文部科学省主催で大学対抗の学生選手権大会を開催し大学生選手が活躍できる場を設け、フルコンタクト空手への注目度・認知度を高め、さらにジュニア大会を同時開催することで、ジュニア世代にも刺激を受けてもらい将来的にフルコンタクト空手への夢を繋げて欲しいといったような趣旨が書かれていました。
個人的にはインターハイの方が注目度は上がる気もしますが、それもまたインカレに続いて将来的に遠くない話になってくるんじゃないでしょうか。
またさらに嬉しいことが
他競技のプロなどで採用されているビデオリプレイシステムを導入しました。
(一部抜粋)画像を見れば選手もジャッジに納得します。良いものは速やかに取り入れていきたいです。予算等もかかりますが公正で良くしていきたいという思いからです。また観客側にとってもエンタメとして楽しめるはずです。
いかにこの取り組みが意欲的かつ誠実で真摯なものかが伝わる話ですね。
そして記事の後半では、
来場者データの蓄積と理論化で、どういう形で訴求していくかを検討して来場者増につなげ、すでにジュニア世代で多くの競技人口を獲得できているところにも目をつけ、継続率を上げて年齢が上がっても競技人口を保つことでレベルも上がる…と言及されてました。
これまでの各空手団体主催の大会だけでなく、
野球で言えば甲子園、ラグビーで言えば花園のように、学生のための公にフルコンタクト空手選手権大会が開催されるとなると、今後のより一層の盛り上がりが予想されます。
このままインカレが盛り上がれば、いずれインターハイや甲子園のような高校生の舞台も期待できます。
これはとても夢のある素敵なニュースですね。
いま陽明館与那原道場で頑張ってるみんなも、いずれ学生選手権に出て活躍できるよう稽古に励んでいきましょう。
最後に、このような大会を推進されている全日本フルコンタクト空手コミッション(=JKC)酒井寿和代表はじめ空手を盛り上げてくださるすべての方々に大きな感謝を、押忍!